中村征夫 Ikuo Nakamura

水中写真家

1945年、秋田県潟上市生まれ。19歳のとき独学でダイビングと水中写真を始める。1976年フリーランスカメラマンとして独立。東京湾をライフワークに取材を重ね、現在も進行中。水中写真の分野で活動する一方、「ポカリスエット」「EDWIN」「メルスデスベンツ」「サントリービール」などテレビCMや劇映画の撮影も多く手がける。テレビ、ラジオ、講演、出版など、さなざまなメディアを通して海の魅力や海を巡る人々の営みを伝えている。おもな著書にノンフィクション『全・東京湾』、写真集『海中顔面博覧会』、『遙かなるグルクン』など多数。
 
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2021年3月8日に放映されたNHK BSプレミアム ワイルドライフ「命の素顔を撮る 動物写真家 野生へのまなざし」で、中村征夫さんはデジタル一眼カメラによる8K動画撮影に挑戦。そのとき手にしたのがNauticam社のハウジング「NA R5」でした

考え抜かれた、いいハウジング

Nauticamは随所にわたり気配りにあふれた設計で、厚い信頼感を寄せて撮影に集中することができました。水中撮影に長けた設計者でなければ、これほど優れたハウジングは生まれないでしょう。モードの設定変更も容易で、シャッターチャンスを逃すことはなかったですね、また、防水に対する考え方や加工がすばらしいです。
私はスチールとムービーを手がけていますが、ロケのよき相棒の出現で、ますます水中撮影の領域が広がりそうでワクワクしています

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WORKS

NHKの番組にも登場した沖縄慶良間のサンゴ。動画から静止画に切り替え、ワイドレンズでギリギリまで迫った作品

3mはあろうかという巨大なサンゴに、おびただしい数のデバスズメダイが乱舞していました。サンゴは小動物たちのオアシスそのもの。その関係を描写すべく、ワイドレンズでギリギリまで迫り構図を決定。あいにく曇天のコンデションのため、2灯のムービーライトで暗部が潰れないよう、また光量が強すぎないよう調整し照射。自然な環境そのものを表現するよう努めました。

 
・ハウジング:NA R5
・カメラ:Canon EOS R5
・レンズ:EF8〜15㎜F4LフィッシュアイUSM

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MATERIALS 

中村征夫さん愛用Nauticam

NA R5 for Canon EOS R5

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